草刈機の冬の保管方法|燃料抜きとバッテリーの手順【2026年版】
草刈機の冬の保管方法を、エンジン式の燃料抜き・キャブレター対策・刃の防錆と、充電式のバッテリー保管に分けて手順化しました。チェーンソーやブロワーにも共通する点と、燃料添加剤(¥455)など保管前に揃えたい消耗品と、春に始動しないときの確認先もまとめています。
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最後の草刈りを終えたあと、燃料を入れたまま物置にしまうと、春にスターターを何度引いてもエンジンがかからないことがあります。その原因の多くが、しまい方にあるのをご存じでしょうか? 草刈機の冬の保管で差が出るのは、燃料・刃の錆・バッテリーの3点です。この記事では、エンジン式と充電式に分けて、しまう前の手順を順番に整理します。
エンジン式は燃料を抜いてキャブレターを空にすること、充電式はバッテリーを外して室内に置くことが最初の一手です。刈払機だけでなく、チェーンソーやエンジンブロワーにも同じ考え方が使えます。
この記事でわかること: エンジン式草刈機の燃料抜きと防錆の手順、充電式のバッテリー保管の注意点、保管前に揃えたい消耗品。春に始動しないときは草刈機のエンジンがかからない原因と対処で点検順を確認できます。
作業前に保護めがね・手袋を着用し、刃の清掃では防刃手袋を使ってください。燃料を抜く作業とエンジンの空運転は、火気のない風通しのよい屋外で行い、車庫や室内でエンジンを始動しないでください。排気ガスで一酸化炭素中毒になる危険があります。本記事は保管の参考情報であり、正しい手順はメーカーの取扱説明書に従ってください。
草刈機を冬に保管する前に確認する3つのこと
保管の手順は、動力と部位ごとに分けると迷いません。最初に、自分の機械がどこに当てはまるかを確かめます。
| 確認する部位 | エンジン式(2サイクル) | エンジン式(4サイクル) | 充電式 |
|---|---|---|---|
| 燃料 | 混合燃料を抜き、空運転で使い切る | ガソリンを抜き、空運転で使い切る | なし |
| オイル | 混合燃料に含まれる | エンジンオイルを交換してからしまう | なし |
| 刃・金属部 | 清掃して防錆剤を塗る | 清掃して防錆剤を塗る | 清掃して防錆剤を塗る |
| バッテリー | なし | なし | 本体から外して室内で保管 |
4サイクルの刈払機は、燃料とは別にエンジンオイルがあります。汚れたオイルのまま冬を越すと内部が傷みやすいため、しまう前に交換します。手順は耕運機のエンジンオイル交換と同じ流れです。
エンジン式草刈機の燃料抜きの手順
始動不良の原因で多いのが、古い燃料がキャブレターの細い通路で固まる詰まりです。数か月しまうなら、燃料を残さない状態にしてから保管します。
- エンジンを止め、本体が冷えてから燃料タンクのキャップを開ける
- 給油ポンプなどで、タンクの燃料を携行缶や専用容器に抜き取る
- 屋外でエンジンを始動し、止まるまで運転してキャブレター内の燃料も使い切る
- プライミングポンプがある機種は数回押し、もう一度始動して残りを燃やす
- 抜いた燃料はガソリンスタンドや販売店に処分を相談する(下水や地面に捨てない)
燃料を入れたまま保管するなら、燃料添加剤を規定量入れて、しばらく運転して全体に行き渡らせます。少量タンクの刈払機には、100mlの小容量が使いやすいです。

AZ(エーゼット) 燃料添加剤 FCR-062 100ml ガソリン添加剤
ガソリンに混ぜてキャブレター内の汚れを抑える燃料添加剤。草刈機を数か月しまう前に入れておくと次シーズンの始動不良を防ぎやすく、100mlの少量で試しやすい商品です。
- ガソリンに混ぜるだけで燃料系の汚れの付着を抑えやすい添加剤
- シーズンオフ前に入れて、次回の始動不良を予防する使い方
- 100mlの小容量で、刈払機の少量タンクにも使いやすい
- メーカー規定量を守って使う添加剤で、混合比は要確認の商品
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¥455
添加剤を入れても燃料の劣化を止められるわけではありません。来シーズンの最初の給油は新しい燃料にします。混合比の考え方は混合燃料の比率と作り方にまとめています。
刃とギヤケースの錆を防ぐ手入れ
草の汁と土が付いたまま冬を越すと、チップソーや金属刃が錆びて切れ味が落ちます。燃料を抜いたら、刃周りの清掃に移ります。
- 刃を外し、ブラシで草の繊維と土を落とす(刃の交換時期の目安は刃交換の完全ガイドを参照)
- 飛散防護カバーの裏とギヤケースの周りに詰まった草を取り除く
- 乾いた布で水分を拭き取り、刃と金属部に防錆剤を薄く吹き付ける
- エアクリーナーを外して汚れを落とし、乾かしてから戻す
防錆と潤滑を兼ねるなら、ホームセンターで定番の5-56が扱いやすいです。刃物に直接使う場合は、植物由来の椿油という選択肢もあります。

KURE(呉工業) 5-56 DX 420ml 防錆・潤滑剤 1401
刈払機やチェーンソーの刃・可動部の防錆・潤滑に使える定番スプレーです。SPA配合で細部まで浸透し、金属部品の防錆と動作の滑らかさを長時間保てます。
- SPA配合で細部まで素早く浸透し、特殊被膜で金属部品を防錆する
- 刃・チェーン・スプロケットなど可動部の潤滑にも幅広く使用できる
- 水分や酸素を遮断する強力な防錆効果で保管時のサビ発生を抑える
- 420mlの大容量タイプで、複数の機械を継続的にメンテナンスできる
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¥741
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¥4,970

AZ(エーゼット) 刃物専用錆止油 天然国産椿油100% 100ml 刃物椿油 品番:602
刈払機の刃や鎌など刃物専用の防錆油です。国産天然椿油100%で金属を傷めにくく、使用後に薄く塗るだけでサビの発生を防げる手入れ用アイテムです。
- 国産天然椿油100%で刃物にやさしく、金属を傷めにくい成分になっている
- 刈払機の刃や鎌など刃物専用に作られた防錆油で用途がわかりやすい
- 使用後に薄く塗るだけの手軽な手入れで、刃物のサビの発生を防げる
- AZ(エーゼット)製で、潤滑剤に続く刃物メンテナンス用品として選べる
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¥3,436
点火プラグとキャブレターの点検
保管前はプラグを外して先端を見ておくと、春の始動不良を減らせます。黒いカーボンが付いている、電極が丸く減っているといった状態なら、冬のうちに交換用を用意します。
| プラグの状態 | 判断 | 対処 |
|---|---|---|
| 薄い茶色で乾いている | 正常 | そのまま戻す |
| 黒く湿っている | 燃料が濃い・かぶり気味 | 清掃し、春の始動前に再点検 |
| 電極が丸く摩耗している | 交換時期 | 適合品に交換 |
¥509前後で買える汎用プラグは、刈払機で広く使われている型式です。適合は取扱説明書で確かめてください。

エヌジーケー(NGK) スパークプラグ BPMR7A 4626 分離形
刈払機や小型汎用エンジンで広く使われるNGKの分離形スパークプラグ。エンジンがかからないときの点火系チェックと交換用に、適合表で型式を確かめて選べる定番品です。
- 日本特殊陶業(NGK)製で品質が安定した純正同等の定番プラグ
- 端子は分離形で、適合機種はメーカーの適合表で確認できる
- 始動不良のときに最初に疑う点火系部品で交換コストも低い
- 小型汎用エンジンでも使われる型式で、予備を持っておける
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¥509
始動直後に止まる、回転が安定しないといった症状がシーズン終盤に出ていたなら、キャブレター周りの汚れが疑われます。外側から使えるクリーナーで吸気側を清掃しておくと、春の点検が楽になります。

AZ(エーゼット) キャブレタークリーナー 泡タイプ 420ml F212
キャブレターの汚れや固着したガソリンのガム質を泡で浮かして落とすクリーナー。長期保管後に草刈機のエンジンがかからないときの清掃手順で使いやすい420mlです。
- 泡タイプで垂れにくく、キャブレター周りに留まって汚れを分解
- 長期保管で固着したガソリンのガム質やワニスを落としやすい
- 420mlの容量で価格が手頃、複数台のメンテナンスにも使える
- スプレー式で吹き付けるだけなので、手軽に清掃作業を進められる
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¥358
草刈機の冬の保管に使う消耗品をチェックする
燃料添加剤・防錆剤・点火プラグは、シーズン最後の作業と一緒に揃えておくと春の始動がスムーズです。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
充電式草刈機のバッテリーを冬に保管する方法
充電式は燃料の心配がない代わりに、バッテリーの扱いで寿命が変わります。リチウムイオンバッテリーは、高温・満充電・完全放電のまま長く置くと劣化が進みやすいとされます。
- 本体からバッテリーを外し、端子にほこりが入らないようにする
- 物置や車内ではなく、温度変化の少ない室内に置く
- 満充電や空のまま放置せず、保管時の残量はメーカーの取扱説明書に従う
- 数か月に1回は残量表示を確認し、減っていれば充電する
リチウムイオンバッテリーは発火事故の報告もあります。膨らみや異臭、落下で割れたものは使わず、販売店に相談してください。廃棄は自治体のルールやJBRCの回収協力店に従います。
春に備えて予備を用意するなら、純正バッテリーを選びます。非純正の互換品はメーカー保証の対象外になり、発火のリスクもあるため当サイトでは推奨していません。
どれを選ぶかは、手持ちの本体のシリーズで決まります。マキタの18V機ならBL1860B、マキタの40Vmax機ならBL4025、HiKOKIのマルチボルト機ならBSL36B18BXが対応品です。
| バッテリー | 対応シリーズ | Amazon価格 |
|---|---|---|
| マキタ純正 BL1860B | 18V(6.0Ah) | ¥11,000 |
| マキタ純正 BL4025 | 40Vmax(2.5Ah) | ¥13,880 |
| HiKOKI純正 BSL36B18BX | マルチボルト(36V 4.0Ah/18V 8.0Ah) | ¥16,972 |

マキタ リチウムイオンバッテリ BL4025 36V(40Vmax) 2.5Ah A-69923
質量0.71kgと40Vmaxシリーズで軽い2.5Ahの純正バッテリ。草刈機やブロワーを軽く扱いたい人や、4.0Ahの予備として2本目を足したい人に向いています。
- 40Vmax(36V)2.5Ah・質量0.71kgの軽量タイプで、手持ち機が軽くなる
- バッテリ本体は防じん・防水保護等級IP56で、屋外の作業でも扱いやすい
- 4段階の残容量表示と自己故障診断機能が付き、残量を見ながら作業できる
- Amazonでは本体以外の出品者による販売で、入荷待ちになることがある
Amazon価格
¥13,880

HiKOKI(ハイコーキ) Bluetooth付き第2世代マルチボルト リチウムイオンバッテリー BSL36B18BX 36V 4.0Ah/18V 8.0Ah 0037-9244
36V機では4.0Ah、18V機では8.0Ahとして自動で切り替わるHiKOKI純正の第2世代マルチボルトバッテリー。36Vの草刈機・ブロワーと18V工具を1本で使い回したい人向けです。
- 36V 4.0Ah/18V 8.0Ahを装着した機械に合わせて自動で切り替え
- 底面の2層エラストマと排水構造で耐衝撃・耐水性を高めた第2世代
- 充放電回数は約1,500回(メーカー公称・条件により異なる)
- 形状上使えない機種もあるため、取扱説明書で対応機種を確認してから買う
Amazon価格
¥16,972
どの機種に使えるかは、メーカーの公称対応表で確認します。整理した表はマキタ18Vバッテリー互換ガイドとHiKOKIマルチボルト互換ガイドにあります。
チェーンソーとブロワーも同じ手順でしまう
燃料抜きと防錆の考え方は、エンジンチェーンソーやエンジンブロワーにも共通します。機械ごとに追加で見ておきたい点は次のとおりです。
| 機械 | 追加で行うこと |
|---|---|
| エンジンチェーンソー | ガイドバーの溝とオイル穴の木くずを落とし、チェーンに防錆油を塗る |
| エンジンブロワー | 吸気口のネットに付いた落ち葉や砂を取り除く |
| 芝刈機 | 刈刃の下の芝かすを落とし、刃を点検する |
チェーンソーの手入れはチェーンオイルと手入れのガイド、芝刈機は芝刈機のお手入れ・保管方法が詳しいです。11月の落ち葉の片付けでブロワーを使う家庭は、片付けを終えてから同じ手順でしまうと手間がまとまります。
春の始動を楽にする保管場所の選び方
手入れを終えても、置き場所が悪いと錆やバッテリーの劣化が進みます。保管場所は次の条件で選びます。
- 直射日光が当たらず、雨や雪が吹き込まない
- 結露しにくい(コンクリート床に直置きせず、棚やすのこに載せる)
- 子どもの手が届かない(刃にはカバーを付ける)
- 燃料の入った携行缶とは離して置く
燃料を抜いた機械でも、タンク内にはにおいが残ります。屋内の居室には置かず、物置や車庫の棚を使いましょう。
草刈機の冬の保管FAQ
草刈機の燃料は冬の間タンクに入れたままでもいいですか?
数か月しまうなら、タンクの燃料を抜いてから空運転でキャブレター内の燃料も使い切る方法が一般的です。入れたまま保管する場合は燃料添加剤を規定量入れますが、扱いは機種で異なるため取扱説明書を優先してください。
抜いた混合燃料は来シーズンに使えますか?
混合燃料は時間とともに劣化し、数週間から1か月ほどで品質が落ちるとされます。冬を越した燃料は始動不良の原因になりやすいため、春は新しく作り直すか、未開封の市販缶を使うほうが無難です。
充電式草刈機のバッテリーは満充電で保管するべきですか?
満充電や空のまま長く置くと劣化が進みやすいとされます。推奨はメーカーごとに異なるため、取扱説明書の保管方法に従い、直射日光と高温を避けた室内に置いてください。
草刈機は物置に保管しても大丈夫ですか?
燃料を抜き、刃とエンジン周りの汚れを落とせば物置での保管は可能です。直射日光が当たる場所や結露しやすい場所は避け、充電式のバッテリーだけは室内に移します。
保管前にプラグも外したほうがいいですか?
必須ではありませんが、プラグを外して点検し、汚れや摩耗があれば交換しておくと春の始動が楽になります。外した穴に少量のオイルを入れる方法もありますが、可否は取扱説明書で確認してください。
まとめ:草刈機の冬の保管は燃料・錆・バッテリーの3点で決まる
草刈機の冬の保管は、エンジン式なら燃料を抜いて空運転で使い切ること、充電式ならバッテリーを外して室内に置くことから始めます。刃とギヤケースの清掃と防錆を済ませれば、春の始動不良と錆をかなり減らせます。
秋冬の庭仕事全体の段取りは秋冬の庭仕事・動力機械カレンダーで確認できます。春に新しく買い替えるなら、始動の手間が少ない充電式草刈機おすすめ9選も比べてみてください。
冬の保管前に消耗品と予備バッテリーを揃える
燃料添加剤や防錆剤は数百円から揃います。充電式の予備は純正品を選ぶとメーカー保証の範囲で使えます。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。